シーシャとは?
シーシャは水タバコ。様々な風味のフレーバーを炭で蒸らす。
吸った煙は水を潜り、味や香りの付いた煙をゆるりと吐き出す。
そんな素敵な嗜好品であり、文化です。より美味しいシーシャを求めてゴールの無い旅が始まります。
そんなシーシャですが、起源は何なのでしょう。
諸説ありますが、一説をご紹介致します。
シーシャの発祥
シーシャ。そのたった4文字の中には窓の隙間から外にもれ出る煙のように、悠久の歴史が流れています。
16世紀、インドはムガル帝国、皇帝アクバルの治世。
当時宮廷に仕えていたイラン人の医者アブルファス=ギラニが、タバコの成分の弱めることを目的としてシーシャ(水タバコ)を発明したと言われています。
そして、皇帝にこれを勧め次第に宮廷内に広まっていきました。
インド貴族のシンボルとしてのシーシャが一般大衆にも浸透した17世紀前半、インドからアラブ諸国やエチオピア、トルコへと広まっていきました。
17世紀後半には、ペルシャ人やトルコ移民などによってヨーロッパ各国へ伝播されました。
18世紀以降の伝播
18世紀頃になると、シーシャカフェが街中に見られるようになり娯楽要素が強くなっていきました。
シーシャを交えて会話を楽しむ現在のスタイルが確立されてきたと言えるでしょう。
時は流れ1989年、エジプトのナハラ社が史上初のフレーバーを発明しました。
言わずと知れたダブルアップル。タバコの葉をリンゴジャムにつけたことが起源と言われています。
そこから現在に至るまで様々なフレーバーが発明され、シーシャ=フレーバーという概念が浸透しました。
ノンニコチン・ノンタールのフレーバーが発明されたのもこの頃です。
日本のシーシャ文化の広まり
ダブルアップルだけに留まらず、ここ30年の間に様々にフレーバーは多様化してきました。
もちろん日本でも徐々にシーシャの認知は広まり、都市圏を中心にシーシャバーが沢山できつつあります。
日本にシーシャ文化が広まったのはまだまだ最近のことです。しかし、昨今シーシャの波が到来していることに疑いの余地はありません。
日本のシーシャ文化はまた詳しく書きたいな、と思っております。
※インドの他にもオスマントルコ、エジプトもシーシャの発祥地としては有力であり、依然として諸説があります。